コツ男です。
またまた「オジサンでもおしゃれに気を使ってる風」グッズのご紹介です。
引き続きになりますが、おすすめのキャップです。
今回ご紹介するのは…
『パタゴニア P-6 ラベル・トラッド・キャップ』
私はヘビロテ過ぎるので2個持ち……
「ネイビー」と「グレー」の2色使いをしています。
非常に優れモノです。
早速ですがこのキャップの特性と、是非知って頂きたいのはファッションアイテムとしてだけでは無い知られざる一面をご紹介します。
デザイン性
デザインは限りなくシンプル。
”patagonia”
のロゴだけ。
バックはこんな感じです。
アジャスターでサイズ変更も可能です。
バックにも「patagonia」の小さなタグが付いてます。
少し浅めの被り心地ですが、どの服装にも合わせやすいシンプルデザインで、オジサンでも気軽に被れるキャップです。
私はオールシーズン愛用しています。
ファッション性だけでは無いpatagonia
数年前からソロキャンプやグランピング、色々なアウトドアが非常にブームになっています。
それに伴い、山や川で使用というイメージから、街中で普段使いも出来るカジュアルアイテムとしてのアウトドアウェアが目立ちます。
理由としてはファッション性も兼ね備えているところが使いやすさのポイントかと思います。
そんなアウトドアが身近になったからこそ知って頂きたいこと…
”patagonia”の取り組み
昨今はSDGsに取り組む企業も多く見られます。特に海外企業は意識が強く、流石です。
私たち人間が作り出すモノは全て地球環境に影響を及ぼしています。そんな中、地球環境に配慮したモノづくりへの製造に取り組む企業が近年では増えてきた気がします。
私が愛するpatagoniaも環境に配慮する色々な取り組みをされています。
このキャップも環境に配慮された素材・製法で作られています。
素材・製法
取り組まれている素材や製法は以下の通りです。
- 100%オーガニックコットン製
- つばは廃棄後にリサイクルされた漁網を100%使用
- フェアトレード・サーティファイドの縫製を使用
詳しく解説していきます。
100%オーガニックコットン製
現在の取り組み
パタゴニアは1996年に100%オーガニックコットンのみを使用しはじめました。そしてその後、リサイクルコットン、コットン・イン・コンバージョン、リジェネラティブ・オーガニック認証パイロットコットンを加えました。
有毒な化学物質を使わずにコットンを栽培する農家は、バイエル・モンサントやシンジェンタのような大きな農薬会社への依存を減らし、潜在的に有毒で発がん性のある化合物への危険性を削減します。オーガニックコットンは、従来のコットンを栽培するために使用される合成農薬、除草剤、脱脂剤、肥料、GMO種子の代わりに、害虫を管理し、健全な土壌を構築するために天然由来の解決方法を使用しています。これらの方法は、生物多様性と健全な生態系をサポートし、土壌の質を向上させ、水の使用量が少ない方法です。
次なる展開
より多くの農家にオーガニックコットンへの移行を奨励するため、私たちは農家が認定を受けるまでの間、オーガニック農法で栽培する作物を売ることのできるコットン・イン・コンバージョンを紹介しました。コットン・イン・コンバージョンは複数年の工程において厳格なオーガニック認定条件を順守します。この作物へのパタゴニアの支援はオーガニックコットン認定を達成することにコミットする農家の努力を報い、オーガニックへの道を歩むことを手助けします。コットン・イン・コンバージョンを採用した初の製品ラインが2020年春にデビューしました。
また私たちのコミットメントをさらに推し進めるため、土壌を再建させ、動物福祉を尊重し、農家の暮らしを向上させることを目的とした最高水準のリジェネラティブ・オーガニック認証に取り組む農家から採取された最初のコットン作物の試験的プログラムに着手しました。
引用元:パタゴニア公式サイト
つばは廃棄後にリサイクルされた網漁を100%使用
現在の取り組み
2014年以来、パタゴニアのベンチャー基金であるティンシェッド・ベンチャーズを通してブレオ社によるネットプラスの開発を支援してきました。今日、ネットプラスはパタゴニアの帽子のつばやジャケットからコスタ社のサングラス、フューチャー社のサーフフィン、さらにはジェンガのゲームにまで採用されています。
使用済みの漁網を帽子のつばと衣類に再利用することにより、884トン以上の有害な廃棄されたプラスチックが世界の海に流出することを防いできました。帽子のつばへの再利用は比較的シンプルでしたが、衣類に利用できる高品質な糸へ漁網を化学的にリサイクルする方法を開発するために、パタゴニアの原料開発者はサプライチェーンのパートナーと緊密な取り組みが必要でした。それがついに実現し、2022年秋冬シーズンには344トンの漁網がパタゴニアの衣類へと生まれ変わりました。
次なる展開
ブレオ社とネットプラス原料を開発することにより、私たちは廃棄された漁網1,000トン以上を回収しリサイクルしました。私たちは次の数年にわたり、より多くのパタゴニア製品にネットプラスのリサイクル・ナイロンを採用してゆきます。
引用元:パタゴニア公式サイト
フェアトレード・サーティファイドの縫製を使用
現在の取り組み
フェアトレードUSAとのパートナーシップを通してパタゴニアは2014年よりフェアトレード認証済み衣類を作ってきました。今日、どの衣類ブランドよりも多くのフェアトレード・サーティファイド縫製製品を提供していることを誇りに思います。これまでにこのプログラムは世界中の10か国にて7万2千人以上の労働者に恩恵をもたらしました。
パタゴニアはフェアトレード・サーティファイド縫製ラベルの付いた1点の製品ごとに賞与(プレミアム)を支払います。この賞与は工場の労働者に直接送られ、彼らがその用途を決定します。これは上から下へのプログラムではなく、民主的に選出された労働者から構成されたフェアトレード委員会が、その用途を決定します。労働者はそれらをヘルスケアや託児所などの地域事業のために使用したり、あるいはラップトップ・コンピュータやレンジなどこれまで購入できなかったものを買ったり、ボーナスとして支給してきました。しかしそれだけではありません。このプログラムはまた社会的かつ環境的遵守だけでなく労働者の健康と安全を促進し、労働者と経営者の間の会話を促進します。
次なる展開
私たちはパタゴニアの衣類を作るすべての労働者が生活賃金を稼げるための恒久的な解決策を探しつづけます。
75%のミレニアル世代がフェアトレード製品を欲しているにも関わらず、フェアトレードにコミットするアウトドア企業はわずか数社のみです。フェアトレードUSAと私たちのサプライヤーとのパートナーシップのもと、いまではアウトドア衣類を専門とする20以上のフェアトレード認定工場が存在します。私たちは他のブランドもこれらの工場と取引をしてフェアトレード運動に参加することを奨励します。
引用元:パタゴニア公式サイト
購入する時になかなか気付かないですよね…
意識して購入する方ってどのくらいいるんでしょう?
改めて内容を理解することで色々なことを考えさせられます。
少し意識してこういった商品を選んで購入することでなんだか自分もSDGsの取り組みに貢献出来たような感覚になるので、少し嬉しく思います。
更にpatagoniaはリペアしてすでに持っている衣類を使い続けよう。といったことを伝えています。そうすることで地球資源の節約に繋がるからです。
私自身、モノを長く愛用するタイプなのでこの考えには大きく共感しました。
各アウトドアブランドから防寒性や耐水・防水等に優れたギア製品が多く発売され機能面が注目されがちですが、こういった環境に配慮されているアイテムにも目を向けて見ると発見がいっぱいあります。
パタゴニアの取り組みを詳しく知りたい方は下記からどうぞ。
https://www.patagonia.jp/our-footprint/
価値の視点が変わる
自分自身、物を買う際には
- 使いやすいか?
- 長く使えるか?
- 値段相応か?
などを価値として選んでいます。
これからはプラスの要素として、
- どのように作られたか?
- どんな原料を使っているか?
- 買う事によってどんな効果があるか?
など、見えない部分の知識を増やすとより一層満足度の高い買い物が出来るのではないかと思います。
大きな事は出来ませんが、自分が欲しいもので役に立つってちょっと心が満たされませんか?